単なるサイト構築を超えた、産地の価値を中長期で高める「組織と志」の基盤づくり。
卸や実店舗中心の事業構造を持つなかで、ECを単なる売上獲得の「装置」としてではなく、産地や作り手の思想を届ける「メディア」として機能させたい。
そんな強い願いがプロジェクトの起点となりました。
【「売るための道具」に留まらない位置づけ】
単にモノを売る場所を作るのではなく、その背景にある思想を届ける場所にしたい——。その想いを形にするための挑戦が始まりました。
【中長期的なブランド価値の向上】
その決意は自然と、より長い時間軸での問いへとつながっていきます。短期的な販促に終始するのではなく、数十年後を見据えて波佐見焼の価値を高め続けるためにはどうすべきか。産地が持続的に輝き続けるための、本質的なプロジェクト設計が求められていました。
【組織内の意識統一と体制構築】
しかし、理想を形にするためには、関わる人々の想いを一つに紡ぎ直す必要がありました。担当事業部長や担当役員をはじめ、関係者それぞれの異なる価値観を丁寧に共有し、同じゴールへ向かって能動的に動ける「強い組織体」を築くこと。それが、このプロジェクトにおける最優先事項でした。
事業の「志」を言語化し、現場の熱量をデジタルに落とし込む自走型組織の立ち上げ。
【「想い」を言語化するワークショップ】
まず着手したのは、徹底的な「インプット」と「対話」。波佐見町へ継続的に足を運び、現地の空気感や関係性を肌で理解した上で、ワークショップを実施。関係者一人ひとりの価値観を言葉に落とし込み、それぞれの志とプロジェクトの目標を地続きにし、揺るぎない体制の基盤を構築しました。
【メディア型EC「Hasami Life」のトータルプロデュース】
「産地・作り手・思想を伝える」ことを中核に据えたメディア型EC『Hasami Life』。サイト設計・構築から、コンテンツ企画、SNS運用、ライブ配信、LINE CRM、GA4分析まで、多岐にわたる領域を統合的にプロデュースしました。
【自走を促す「ハーフインハウス型」支援】
私たちが目指したのは、西海陶器様自身の手で事業を育める「自走」を見据えた支援です。すべてを代行するのではなく、社内で能動的にプロジェクトを推進できるよう、EC事業部の仕組みづくりや内製化を支援。事業としての自立性を高めるための目標策定や日々のブラッシュアップを重ね、共に歩みを続けました。
「売上装置」を超えたブランド資産の構築と、自走し続ける事業推進体制の確立。
【事業目的の言語化による、継続的な推進体制の構築】
単なるサイト運用を超え、EC事業部としての役割と目的を再定義したことで、組織に大きな変化が生まれました。一人ひとりがプロジェクトの意義を「自分ごと」として深く理解した結果、社内で能動的に、かつ継続的に事業を推進できる強固な体制が確立されました。
【ECを軸に、実店舗・卸事業への多角的な波及効果】
「Hasami Life」を産地の思想を伝えるメディアとして位置づけたことで、EC単体の売上向上のみならず、実店舗への送客や卸事業への好影響など、ブランド全体を底上げする効果を創出しました。
【ブランド価値を最大化する、本質的な運用方針の定着】
短期的な売上最大化を追うのではなく、数十年先を見据えて波佐見焼の価値を高め続ける。そんな「運用の基準」が組織の文化として根付きました。環境の変化に揺らぐことなく、自分たちが届けるべき価値に立ち返って発信を続けられる、芯の通った事業運営が確立されています。
短期的な売上最大化を追うのではなく、数十年先を見据えて波佐見焼の価値を高め続ける。
事業目的を言語化したことで、環境の変化に揺らぐことなく、自分たちが届けるべき価値に立ち返って発信を続けられる、芯の通った事業運営が確立されました。
「売上装置」を超えたブランド資産の構築と、自走し続ける事業推進体制を実現しています。