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    TOYO JAPAN株式会社の皆さまとinc.のメンバー
    WORKS / 自走支援のその後ー「今でも伴走してもらっている感覚」。TOYO JAPAN株式会社の3年半。
    自立型EC支援

    自走支援のその後ー「今でも伴走してもらっている感覚」。TOYO JAPAN株式会社の3年半。

    TOYO JAPAN株式会社様

    支援終了から約3年半。そこで聞かれたのは、「今も伴走してもらっている感覚がある」という言葉でした。 inc.が現在も日々の運用を担っているからではありません。一緒に手を動かした経験が、それぞれのメンバーの中にノウハウとして残り、「この商品は通販できないか」「どうすればお客様へ届けられるか」と考える視点へ発展しているからです。 支援当時のEC担当者は、ECサイトやホームページの制作、ショップの構築、撮影までを一通り進められる、社内の貴重なデジタル人材となりました。 支援が終わった後にも、スキルと判断力が残る。その力が人を育て、ECの枠を超えて事業を動かし続ける。TOYO JAPAN株式会社様と歩んだ、自走支援の「その後」をご紹介します。

    01

    STARTING POINT

    課題・背景

    【コロナ禍をきっかけに始まった、新たな販売への挑戦】
    国内外のレストラン運営を中心に、料理人の教育や飲食店の独立支援などを手がけるTOYO JAPAN株式会社様。
    同社がEC事業へ本格的に取り組んだきっかけは、新型コロナウイルス禍による店舗営業への影響でした。レストランへ足を運ぶことが難しいお客様にも、自社の商品や料理人の技術を届けたい。そうした思いから、ECという新たな販路づくりが始まりました。
    一方、社内にはECサイトの構築や更新、広告運用、デジタルマーケティングを継続的に担うための知見が十分に蓄積されていませんでした。
    外部に運営を任せ続けるのではなく、自分たちで考え、自分たちで手を動かせるようになりたい。そのための実務と判断力を社内に残すことが、プロジェクトの出発点となりました。

    【EC単体で月約300万円。売上とともに育った社内の実行力】
    inc.はTOYO JAPAN株式会社様のチームの中に入り、同じ画面を見ながら、一緒に手を動かす形で支援を進めました。
    商品を開発し、写真を撮影し、商品ページを作り、ECショップへ掲載する。メールマガジンやLINE、SNSを通じて情報を届け、広告の結果を確認しながら次の施策を考える。EC事業に必要な一連の流れを、担当者自身が実践できるようにしていきました。
    取り組みを進める中で、EC単体の売上が月約300万円に達した時期もありました。しかし、プロジェクトの成果は売上だけではありません。
    新たなECサイトを担当者が一人で立ち上げられるようになるなど、社内にEC事業を動かす力が育っていきました。2023年に掲載された「ECのミカタ」の取材記事でも、通常のサイト運用や更新だけでなく、事業の立ち上げまで自社で担えるようになった姿が紹介されています。

    【市場が変わったとき、自走の本当の価値が問われる】
    コロナ禍を経て、お客様の行動やECを取り巻く市場環境は大きく変化しました。当時と同じ商品、同じ販促方法、同じ投資配分を続けるだけでは、変化に対応できません。
    支援を受けた当時の売上規模や運用方法を、そのまま維持することが自走の目的ではありません。市場の変化を捉え、自社にとってのECの役割を問い直し、必要な形へ組み替えられるか。
    支援が終わった後に、会社に何が残っているのか。その答えが問われるフェーズが始まりました。

    TOYO JAPAN株式会社での打ち合わせの様子
    02

    APPROACH

    施策・解決策

    実務を社内へ移すだけではなく、変化に合わせてECの役割を考え続けられる組織づくり。

    【商品開発から販売まで、一連の流れを社内へ】
    TOYO JAPAN株式会社様では、商品を企画・試作し、原価や粗利を確認しながら、小さく販売して反応を見る進め方が定着しています。
    商品が決まれば、撮影、商品ページの制作、ECショップへの掲載、メールマガジンやLINE、SNSによる告知までを社内で進めます。
    支援中に経験した一連の業務は、一時的な手順としてではなく、新しい商品や企画を形にするための共通言語として社内に残りました。
    現在も、牛の一頭買いで生じるさまざまな部位をハンバーグやカレー、「まかないシリーズ」などへ展開する企画をはじめ、冷凍通販、ドレッシング、オードブルなど、現場から生まれたアイデアを形にしています。
    シェフを含む現場のメンバーからも、「この商品は通販できないか」という発想が自然に生まれるようになりました。ECは担当部署だけの仕事ではなく、商品開発の段階から検討される事業の選択肢になっています。

    【店舗とECを分けず、顧客との接点をつなぐ】
    TOYO JAPAN株式会社様は、店舗予約などを通じて得た顧客データを、メールマガジンやLINEによる情報発信にも活用しています。
    新しい商品や企画を始める際には、既存のお客様へ自社の言葉で案内し、その反応を確かめながら次の施策へつなげます。
    ECは、独立した通販部門ではありません。店舗で生まれた商品を届け、お客様との関係を継続し、新しい販路の可能性を試すための接点です。
    事業環境に応じて、ECサイトの役割を通販中心からケータリングの案内へ変えるなど、使い方そのものも柔軟に組み替えてきました。ECで培った顧客接点や商品づくりの経験は、店舗やケータリングを含む別の販売機会へつながる形で、事業全体に広がっています。

    【すべてを抱えず、必要な専門性を自分たちで選ぶ】
    自走とは、あらゆる業務を社内だけで完結させることではありません。
    Meta広告など、日々のモニタリングと細かな調整が求められる領域では、必要に応じて外部の専門家を活用しています。
    TOYO JAPAN株式会社様には、自ら広告運用を経験したからこそ、何が難しいのか、費用対効果が合っているか、自社で回し切れるかを判断する基準があります。外部へ依頼する場合も、任せきりにせず、目的やKPIを理解したうえで役割を選べます。
    社内で担う領域と、外部の専門性を生かす領域を自分たちで判断する。実務のスキルに加えて、その判断力を残すことも、inc.が目指す自走支援の一部です。

    03

    VALUE CREATION

    成果・実績

    支援終了から約3年半。社内に残ったノウハウが人を育て、ECの枠を超えて事業を動かす力へ。

    【「今も伴走してもらっている感覚」が残る支援】
    TOYO JAPAN株式会社様は、支援終了後の現在について、次のように振り返ります。
    「支援から約3年半が経った今も、伴走してもらっている感覚があります。一緒に手を動かした経験が、それぞれのメンバーの中にノウハウとして残っているからです。
    もし当時の取り組みがなければ、『何が通販できるだろう』『どうすればお客様に届けられるだろう』と考え、試すこと自体がなかったかもしれません。
    一度教わった方法をそのまま続けているのではなく、各メンバーに残った知識が、店舗とECをつないだり、新しい商品を考えたりする視点へ発展しています。その視点があるからこそ、市場が変わっても、自分たちなりに運用を続けられているのだと思います」(TOYO JAPAN株式会社 代表取締役 阿部 洋介氏)

    【EC担当者から、社内の貴重なデジタル人材へ】
    支援当時にECを担当した社内スタッフは、現在、ECサイトやホームページの制作、ショップの構築、撮影などを一通り進められるデジタル人材となりました。
    新しい商品や企画が生まれたとき、外部の準備が整うのを待つのではなく、まず自分たちで試作品を形にし、撮影し、販売ページへ載せるところまで動けます。
    身につけたスキルは、特定のECサイトを運用するためだけのものではありません。別の商品、別の販路、別の事業にも応用できる、会社の資産になっています。
    担当者個人の成長は、周囲の仕事にも波及しました。シェフが商品を考える段階からEC展開を意識する。店舗の顧客データをオンライン施策へ生かす。広告の効果をKPIで捉える。
    それぞれのメンバーに残ったノウハウが、会社として「自分たちで運営する」という視点へ発展しています。

    【月約300万円という実績の先に残った、事業を組み替える力】
    EC単体で月約300万円を売り上げたことは、プロジェクトにおける一つの成果です。しかし、自走支援の価値は、その一時点の数字だけでは捉えられません。
    市場環境が変化しても、ECを事業の選択肢として持ち続け、商品や販路、投資配分を自分たちで見直せること。ECで得た知見を、店舗、ケータリング、商品開発、顧客コミュニケーションへ広げられること。
    支援から約3年半が経った今も、ECを起点に培ったスキルと判断力は、事業全体を動かす土台として機能しています。

    【AIが「作業できる」時代に、価値を増す判断力】
    AIの台頭により、文章や画像の作成、データ整理、施策案の展開など、これまで専門家へ依頼していた作業の一部を、社内で速く実行できる場面が増えています。
    一方、AIが指示された作業を形にできても、「何を課題と捉えるか」「どの施策を選ぶべきか」「出てきた成果物が自社の顧客にとって有益か」を判断するには、事業に対する前提知識が必要です。
    AIが「作ること」を担える時代ほど、人には「何を作るべきかを決める力」と「できたものが正しいかを見極める力」が求められます。
    inc.の自走支援で目指すのは、ツールの操作方法だけを習得することではありません。課題を見つけ、問いを立て、実行結果を検証し、次の判断をするための知識と経験を社内に残すことです。
    その力があれば、AIを単なる作業効率化の手段にとどめず、自社の事業に合わせて実効的に活用できます。AIによって実行できる範囲が広がった今、自走する組織の価値はさらに高まっています。

    TOYO JAPAN株式会社のオフィスで作業する様子
    —

    SUMMARY

    まとめ

    支援終了から約3年半。
    TOYO JAPAN株式会社様の社内には、商品を作り、撮影し、販売ページを制作し、お客様へ届けるための実務が残りました。
    それ以上に大きな成果は、「この商品は通販できないか」「今の環境ではECをどう使うべきか」「どこまでを社内で担い、どこから専門家の力を借りるか」を自分たちで考える視点が残ったことです。
    その視点は、担当者を社内の貴重なデジタル人材へ育て、店舗やケータリング、新しい商品・販路を動かす力へ発展しています。
    「今も伴走してもらっている感覚がある」。
    それは、支援が今も続いているという意味ではありません。一緒に手を動かした時間の中で得たスキルと判断力が、社内に残り続けているということです。
    EC支援会社は、“卒業”するためにある。
    支援が終わった後にも、自分たちで考え、自分たちで事業を動かせる。その状態をつくることが、inc.の自走支援です。

    CLIENT

    TOYO JAPAN株式会社様

    自立型EC支援
    インハウス支援コンテンツ制作運営管理飲料・食品
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